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『先義後利』を秘めつつも、その実ヘヴィメタと映画とエロにまみれる日々 修行が足ら~ん
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今日の日曜洋画劇場は「ゼロの焦点」(2009年)

松本清張原作ゆえ、物語として面白いのは間違いが無いので張り切って観てみました。しかしDVDのジャケ、もう少し何とかならんかぁ~?

 ***

とは言え、3人の女優の競演が見所ではある。

中谷美紀
地方の新進企業の社長後妻。この人の目力は凄かった。社長夫人特有と思われるイヤミな豪奢さと、過去を抹消しようとする女の怨念と執念にまみれた悪魔の形相を見事に演じ分けていた。
あとはもう少し演出が追いつけばなぁ。

木村多江
物語終盤にクローズアップされる、真相の鍵を握る薄幸の女。
学(教養)のない愚かさの上に裏切りの連続という、生きる希望も見失いそうな薄幸さと、それを何事もなかったように振舞う人の良さと鈍感さを演じ切ってました。この人の演技も素晴らしかった。
方言は人となりを表す演出と思われるが、少々クドいのでは?もともとの地元民でもなかろーに?

広末涼子
新婚1週間後に行方不明になった夫を探す新婚妻。
このひとはミスキャストなのか、または表情に乏しすぎる演出がイカんのか?なんか惜しい。強烈な個性を発散する2人の前では「単に旦那が居なくなっただけ(では、実際はすまないけど。)」の人に思える。役回り的にはしかたないのかなぁ。

 ***

前半、粛々と状況を語り、準備が出来た後半から一気に畳み掛ける。
後半の勢いは良かったが、そのUターンぶりゆえに逆に薄さも少々感じた。

ただし、「昭和32年・戦後13年」という時代背景にある光と闇、〝掴もうとする未来と決別したい過去〟がテーマとなり、物語にうまくのっていたと思う。

 ***


あと、終盤にかかる唐突なBGM「Only You」
吉本張りにコケるとこだった。あれは一体どういう意図なのか?

また、エンディングは悪ふざけかと聴きまごうかの如き中島みゆきの歌声。
こういう映画は悲哀を丸投げしてスパっと切り上げ、歌詞のないテーマソングで
エンドロールを流したい。(洋画的に。)
「歌詞」という日本語が流れると無意識にでもソレが耳に入り、下手すると鑑賞後の印象を持っていかれかねない。
歌詞無き音楽に鑑賞後の心を委ねる。これが余韻ではないかと思うがどうか。

 ***

物語が一つの事件に端を発し拡散。そして整合性を伴って収束する様は、やはり見ごたえが合って面白い。
今回は映画に7点、ちょうちんアンコウ…イヤ、清張大先生に10点ですね。



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サミュエルLジャクソン主演の「Snakes on a plane / スネーク・フライト」。

ハワイで殺人を目撃してしまったショーンは辛くも逃げ延びるが、目撃した相手はFBIがマークしているギャングだった。
命を狙われるショーンを救ったのはFBIエージェントのネヴィル・フリン(サミュエル・L・ジャクソン)。
ジャクソンはショーンの証言からギャングの撲滅を図ろうとハワイからLAへの航空移送を行なう。

しかしショーンの口封じに失敗したギャング達はショーンを証言台に立たせないために、飛行機ごと墜落させる計画を発動する。
それは、高度1万mを飛行中の機内で、数百匹にも及ぶ毒蛇を開放することであった。

 ***

どうでしょう。このバカバカしい設定。
しかも舞台は飛行機の狭い空間。「キャー!蛇よー!」以外に話は膨らまない。
案の定、「メイン乗務員がこのフライトで退職し弁護士をめざす。」などといういらない人物描写は見事にカットされていた。

しかし、これでいいのだ。この手のネタ一発映画、バカバカしさ炸裂映画はこれでいいのだよ。いらない要素を混ぜ込んでハリー・ポッター等に張り合おうなんて考えちゃいけない。

幸いにもこの映画のスタッフはその辺をよくお分かりのようで、決して「最高傑作」などにはなりえないネタを、うまーく「見ごたえのある超B級」に仕上げていた。

カップ麺はレストランの味には叶わない。
しかし、レストランにはレストランの、カップ麺にはカップ麺の美味しさがあるが如くだ。
とても美味しいカップ麺である。
オナーニはセクースに叶わないが、とてもキモチいいオナーニのよう…とも言える。

 ***

毒蛇がある理由で凶暴化し人間を襲うのだが、人間もむざむざ咬まれるばかりじゃない。
叩きつけ踏みつけて抵抗するが、そのたびに蛇は死ぬ。
まぁ、人を咬んで死に至らしめている蛇も蛇だが、ばったばったと死んでいく毒蛇たちの姿はかわいそうでかわいそうでならなかった。
ここがこの映画のJericho的マイナス点かな。

 ***

加えて、特典映像の「NG集」が最高におもしろかった。
もちろんNG集に吹き替えなどカマしてないので、演技もミスも謝罪もおふざけも
全部英語なのだが、これが腹を抱えるほどおもしろかった。
夜中に笑いをこらえるのに必死になったよ。

 ***

名優サミュエル・L・ジャクソン主演の「スネーク・フライト」


ぜひご鑑賞あれ。

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それではいってみまShow!スウィニー・トッド / フリート街の悪魔の理髪師



なんというか、暗い。ひたすら重く、そして悲しい。
先ほど、つまり深夜に居間のプレイヤーで観たのだが、
観終わってしばし固まっていた。

考えたらそりゃぁそうよね。
ガス燈で灯りをとる19世紀のロンドンが舞台であるため画面も暗い。
そこで、愛する妻と子の復讐の為惨殺を繰り返す“悪魔の理髪師”の話だから尚暗い。ましてあんなエンディングではどんよりするわな。

 ***

とはいえ、ジョニー・デップ演じる悪魔の理髪師の殺しっぷりは笑える。
(画像はクリックして拡大で見てね。)
st1.JPG
「いらっしゃいませ」




st2.JPG
「そして、永遠にさようならー」
「ブシュゥゥー!」



st3.JPG
ペダルひと踏みで

真っ逆さまー!

必殺回転地獄椅子(仮称)!




このシーン、欧米(正確にはオーストラリアだが)では爆笑だったそうだ。
まぁ、復讐にたどり着けない腹いせに無差別に殺しまくるのだからね。

 ***

ちなみにスウィーニー・トッドが斬りまくり殺しまくるにはもう一つ理由がある。
この理髪店、Mrs.ラヴェットのミートパイ屋の2Fにあるのだが、
このパイ屋、肉の値段急騰のあおりを喰らいまったく繁盛していない。
そこでMrs.ラヴェットは人肉パイを思いつく。
死体の処理と食材調達の一石二鳥というワケだ。オェェェェェェー!
陰惨極まりない話の中に奇妙な笑いがあるのはティム・バートンだからか。
そうだ。ティム・バートン(監督)だからだ。

パイ屋が繁盛したためMrs.ラヴェットはトッドに求愛する。
以下はMrs.ラヴェットの妄想シーン。
st4.JPG
上段左:二人でピクニック
上段右:海を眺める
下段左:バルコニーでくつろぐ
下段右:金曜日にお客さんを招待


st5.JPG
上段左:腕を組んで散歩
上段右:結婚式
下段左:夕焼けに佇む
下段右:ピクニックに戻る

ラヴェットの妄想は膨らむばかりだが、よく観ると復讐を終えていないトッドの表情は終始暗く、うつむいたままだ。
そんな陰鬱な表情のトッドだが、このシーンはもともとラヴェットの妄想シーン。
だからこそ、トッドのコスプレ(?)はキチンとされているのが可笑しい。

しかし暗い画面の中に潜むカラフルさは何なのか?
上の2枚の画像中、ラヴェットが日傘を差しているシーンは、息をのむくらい美しいし、逆にピクニックの、今にも大雨が来そうな曇天も、これはこれで美しい。
彩色をググッと抑えてある割には凄い彩り感を感じる。

 ***

最後に。この映画はミュージカルです。
無実の罪を着せられても復讐の計画をたてていても、カミソリ片手にミヤリと笑っても、乞食女がパイ屋の煙突の異臭を訴えても、終始歌ってます。
ラストシーンでトッドとラヴェットが歌い踊るシーンも、足元に死体が転がっているのですよ。

まともに撮れば陰惨この上ない物語を、歌とティム・バートン演出が上手く中和したということなんでしょうか。


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早く観たいなスィーニー・トッド。

デップの画像をひとつ。
depp.JPG



その昔無実の罪で投獄された男は、
顔を変え、名前もスィーニー・トッドと変えて
復習のためにフリート街に戻ってきた。

おぉ、カッコえぇぞ、デップ!
カリブ海のオカマ船長よりよっぽどカッコイイやんかー!

   *****

先日のブレイン・デッド視聴で自らのブレインもデッドな状態にあるJerichoであったが、こんな話、誰もわかってはくれない。
陰毛君もホラーが苦手ときたら、八方塞がりとはこのことだな。

やけくそで画像を貼ったるーーーーー!
クリックで拡大してねー。

zombies.JPG迫り来るゾンビーズと襲われるヒロイン。キャァァー!

しかしヒロインを襲ったゾンビは老人であったためか上手く咬めず、ヒロインの腕には入れ歯が残るというくだらないオチ。






45321ece.jpeg累々と築かれた屍の山。オェェー!

あ、生ける屍の屍か。
上は、鉈でこれでもかと斬り倒し、タバコに火をつけて一服するハゲおやじ。
ハゲの前にうず高く積もるのは人の手足。

下は血の海。足の踏み場も無く手足が転がっておる。


6393b736.jpegお友達の顔面破壊  

ゾンビに咬まれたお友達は、やがてもがき始める。耳から生えた腕により引き裂かれた顔面から出てきたのは、世界一むかつく顔のゾンビ・ベビー。

49bae241.jpegゾンビ・ファック    

これが問題の神父とナースのゾンビファック。一見するとナースが覆いかぶさって襲っているようにしか見えないが、映画ではキッチリ前後運動している。



はははは!キャプ画像貼り付けはクセになりそうやな。

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TSUTAYAのDVD2枚無料券で映画をレンタルしてきた。

1枚目は即決でコレ。

まだ見ていないのでレビューは後日。

 ***

2枚目の候補は、
サミュエル・L・ジャクソンの「スネーク・フライト」だったが、何故だか探せなかったので、「ウォッチメン」を手に取るが、思いなおして再度店内を検索する。

当然エロも一通り見渡すが、エロを1枚借りたとしたら、その1枚は隠蔽しなければならない。返却を嫁に頼むことも容易ではなくなる。
まして今日の昼に嫁に「2枚借りてくる」と宣言したし、そもそも『2枚無料』なのに1枚しか借りてこないなど有り得ない。

そこでホラーコーナーに戻り、念入りに見渡す。
そしたらあなた、ありましたよ!
思わず小声で「オォッ」と呻いてしまいました!
「BRAIN DEAD / ブレイン・デッド」

amazonの中古でなんと、15000円~49800円の値がつく伝説的ホラーですよ。

伝説の理由はピーター・ジャクソン。
後に、「ロード・オブ・ザ・リング」でアカデミー賞を受賞し、世界中にその名をとどろかせることになる監督である。

んで、「ブレイン・デッド」
これはヒドいわ。最高の糞映画。最悪の最高B級ホラーですね。

【あらすじと感想】
『原住民たちから“悪霊”と恐れられる謎の猿。実は咬まれたらゾンビと化すウィルスを持っていたのだ。
何故かウェリントン動物園に移送された危険な猿は、ついに人を咬んでしまう。
咬まれたのは50がらみの熟女。日に日に体に異変が出始めるなか、息子はゾンビ化する母をかくまおうとする。』

何故かくまうのか?それはこの男がマザコンだから。

『強烈なマザコンゆえ、最近知り合った巨乳デカ尻ムチムチ女・パキータちゃんをソデにしてまでかくまおうとする。』

Jerichoなら、ゾンビ化してしまったおかんはしょうがない。ご冥福をお祈りして、ほとぼりがさめたらムッチリ・パキータちゃんのデカ尻に強烈なストロークを送り込むのだがね。ホリャ!ホリャ!どうや!

まぁ、マザコン男はおかんをかくまうのだが、ゾンビ化現象は待ってはくれない。

『ゾンビ化は着々と進行していくもおかんの意識は残っているので、なんたら協会の会長の訪問も、無理して受け入れてしまう。』

ここのゾンビ化の過程が一つ見どころで、例えば会長とその旦那との食事中、デザートのカスタードプリンが振舞われるシーン。
バカ旦那がおかんのゾンビ化に気付かずプリンに舌鼓をうっていると、そのプリンにおかんの腕からゾンビ体液が飛び散る。
見た目はクランベリーソースの様で美味しげだが、いかんせんゾンビ汁。
そしてバカ旦那はそれを食ってしまう。おぇー!
その後おかんの耳が腐り落ち、おかんのプリンに落下する。
おかんは虚ろな眼のまま自分の耳を喰らってしまう。おぇー!

とにかくこの映画、ありとあらゆるゾンビ表現(?)にチャレンジしている。

一時は主人公を助けた凄腕神父さんもゾンビ化し、既にゾンビになっているおかん、おかんに咬まれたナース、おかんに咬まれた不良との4人組で、主人公の家の地下室で生活している。
ここで神父ゾンビはナースゾンビにゾンビ的に欲情してゾンビナンパ。もげそうになるナースゾンビの首に苦労しながらもゾンビ同士でおめこする。悪乗りは止まらず、ゾンビファックの結果ゾンビベビーが誕生する。

神父ゾンビとナースゾンビはよほど相性が合ったのか、終盤殺戮地獄の中でも画面の隅で騎乗位オメコしていた。グッドセンス!

 ***

そう、終盤は血の海なのだ。

殺戮に継ぐ殺戮、腕はちぎれ足はもげる。四肢は飛び交い内臓飛び散り血がしぶき、走り惑う主人公も血のぬめりで足をとられて走れない。
はらわた引きずり出し骨をしゃぶり、人体の蹂躙、肉体の破壊もコレでもかといわんばかりにグロくあからさまな描写に終始。

さらに主人公の最終兵器は「芝刈り機」。
回転させたままゾンビに突撃!
「そこまでやらんでも!」という位に血肉がほとばしる。

ギュイィィィィン!ギャァー!ブシュゥゥゥゥー!

血の海と肉塊と臓物の山。

 *****

ホラーはホラーでも、ここまでブチ切れたら気持ちがよいね。
下手な映画的見せ方をせず、「スプラッターに徹するんじゃ、文句あるか!」的な潔い志すら感じる。

『みんなのシネマレビュー』の評価も高くてビックリ!
こういうのを「カルト・映画」というのでしょうね。
『みんなのシネマレビュー ブレイン・デッド』リンクはこちら

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