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サミュエルLジャクソン主演の「Snakes on a plane / スネーク・フライト」。
ハワイで殺人を目撃してしまったショーンは辛くも逃げ延びるが、目撃した相手はFBIがマークしているギャングだった。
命を狙われるショーンを救ったのはFBIエージェントのネヴィル・フリン(サミュエル・L・ジャクソン)。
ジャクソンはショーンの証言からギャングの撲滅を図ろうとハワイからLAへの航空移送を行なう。
しかしショーンの口封じに失敗したギャング達はショーンを証言台に立たせないために、飛行機ごと墜落させる計画を発動する。
それは、高度1万mを飛行中の機内で、数百匹にも及ぶ毒蛇を開放することであった。
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どうでしょう。このバカバカしい設定。
しかも舞台は飛行機の狭い空間。「キャー!蛇よー!」以外に話は膨らまない。
案の定、「メイン乗務員がこのフライトで退職し弁護士をめざす。」などといういらない人物描写は見事にカットされていた。
しかし、これでいいのだ。この手のネタ一発映画、バカバカしさ炸裂映画はこれでいいのだよ。いらない要素を混ぜ込んでハリー・ポッター等に張り合おうなんて考えちゃいけない。
幸いにもこの映画のスタッフはその辺をよくお分かりのようで、決して「最高傑作」などにはなりえないネタを、うまーく「見ごたえのある超B級」に仕上げていた。
カップ麺はレストランの味には叶わない。
しかし、レストランにはレストランの、カップ麺にはカップ麺の美味しさがあるが如くだ。
とても美味しいカップ麺である。
オナーニはセクースに叶わないが、とてもキモチいいオナーニのよう…とも言える。
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毒蛇がある理由で凶暴化し人間を襲うのだが、人間もむざむざ咬まれるばかりじゃない。
叩きつけ踏みつけて抵抗するが、そのたびに蛇は死ぬ。
まぁ、人を咬んで死に至らしめている蛇も蛇だが、ばったばったと死んでいく毒蛇たちの姿はかわいそうでかわいそうでならなかった。
ここがこの映画のJericho的マイナス点かな。
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加えて、特典映像の「NG集」が最高におもしろかった。
もちろんNG集に吹き替えなどカマしてないので、演技もミスも謝罪もおふざけも
全部英語なのだが、これが腹を抱えるほどおもしろかった。
夜中に笑いをこらえるのに必死になったよ。
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名優サミュエル・L・ジャクソン主演の「スネーク・フライト」
ぜひご鑑賞あれ。
