忍者ブログ
『先義後利』を秘めつつも、その実ヘヴィメタと映画とエロにまみれる日々 修行が足ら~ん
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

日曜洋画劇場は、「ジャンパー (JUMPER 2007 アメリカ)」


主人公デヴィッドは15才で瞬間移動能力に覚醒する。自由を手に入れるため、故郷に父を残してNYに出たデヴィッドは、ついに銀行へのジャンプ(瞬間移動)を敢行。自由を謳歌する。しかしデヴィッドを追う謎の男が現れる…。

まぁねぇ、瞬間移動能力を手に入れたからといって変なコスチュームに身を包み、夜な夜な悪を退治に行くのではなく、チンケな悪党に終始するのは良いかもね。

そして瞬間移動能力者(ジャンパー)抹殺にために暗躍する謎の組織の男ローランドは、サミュエル・L・ジャクソンだった。

おぉっ!スゲェ、ジャクソンさん。こんなチンケな映画にもご出演されていらっしゃるのですね。歴史を変えてしまう恐れのある、さらには神を冒涜せんイキオイの糞ジャンパーたちを皆殺しにすべく奔走されております。
射出式高電流ワイヤーで糞ジャンパーを追い詰めるあたりは格好良いにもホドがございますよ。
但し、白髪は似合いませんな(笑)。

途中から物語に登場する、グリフィンというキャラがよかったな。
瞬間移動という人に知られるワケにはいかない特殊能力を持つがゆえに人目を避けて生活し、さらには常に命を狙われる危険に対応した準備も怠らず、イザとなったら追っ手を殺すことには何のためらいもない。殺さないと殺されるからだ。

この辺のリアルさに比べたら主人公デヴィッドの、なんとマヌケなことか。頭悪く、かつ温いことか。

デヴィッドはグリフィンに、彼女救出とローランド抹殺のための共闘を申し出る。ジャンパーがツルむことの危険性を解っているグリフィンは、期間限定で渋々応じる。ところがデヴィッド、土壇場でグリフィンの邪魔をするのだ。しかもグリフィンを中東あたりの戦場に放置してくる。

グリフィンはジャンパーなのでいずれ戦場からは脱出できるが、デヴィッドの〝彼女とハッピーエンド〟って何ですか?

望む物全てが手に入るジャンパーは、その引き換えに常に生命が危険にさらされる。そうなると、ジャンパーとしてに生き方はグリフィンの方が正しいと思う。
欲しいものを不自由なく手に入れ、仕事もせず、危機管理も中途半端に彼女とうつつをヌカしてハッピーエンドは、〝そりゃ無いやろ〟感に満ち溢れていました。

【瞬間移動エフェクトとグリフィンのキャラに55点】

blogram投票ボタン blogramランキング参加中!
PR
帰宅したら、いつもは消えている居間の電灯が点いていた。
中に入るとソファーに寝そべっているのは2号。

用意された遅い晩飯を食べながら、何(の番組)を観ているのか聞いてみた。
2号いわく、
「ごくせん。」

「ごくせん THE MOVIE」であった。

 ***

オレが観始めた時は既に終盤、クライマックスに差しかからんとしたところだった。

さわむらかずきのイベントに、ヤンクミいきなり乱入。
誰も止めに入らない。観衆も静かに見守る。
やがて警護の者らしきツワモノが数人。
ツワモノはヤンクミのヘナチョコな腰さばきでバッタバッタとなぎ倒れる。
ラスト、さわむらはヤンクミに拳銃を突きつけるが、なんと!ヤンクミのありがたい説教に観念してしまう。

もう止めておこう。

 ***

ちなみに「みんなのシネマレビュー」の点数は…
悲しくて言えません。上のサイト名をクリックして確認してください。

 ***

「噴飯もの」とはよくいったものだが、本当に「飯を噴く」と短気な嫁が怒るし、今日卒業式を終えて、楽しく映画鑑賞している2号もお怒りであろう。
噴飯しそうになるのをこらえ、何も言わず観ていたが、

酷い。

あまりに酷い。

TVドラマであっても酷すぎる。
これで金を取るのだろう?収益が上がればそれでいいのか?

 ***

唯一の観どころはラストシーン、通勤途中の仲間ゆきえにカーテンコールの様に歩み寄るかつての教え子たち。カメラは仲間ゆきえの歩く姿を後から撮影。
このデニム尻がなかなかのムッチリでした。

ついでに拾い物の仲間の恥ずかしい画像を貼っておきましょう。
nakama.JPG

←こちらもクリックで確認しよう。





blogram投票ボタン blogramランキング参加中!

この前の記事「砂の器」も見てね。

さて「点と線(昭和33年・東映)」。


***

九州の海岸で発見された心中死体。刑事役の名優加藤嘉は、男が所持していた食堂車のレシートが「お1人様」となっていることに気付き、心中そもそもに疑問を抱く。やがて事件は警視庁に委ねられ、捜査は東京へと舞台を移す。

捜査を引き継いだ警視庁の刑事役は〝新人〟のテロップが付いている南廣。(この人知らないぞ…。)
展開は「砂の器」同様、わずかな手がかりからコツコツ捜査をしていくが、この南さんの演技がいただけない。一人で熱くなるのがウザいばかりか、セリフがまるで棒読みなのだ。加藤嘉はじめ、周りの俳優陣が非常に自然で深い演技をしているのにもったいない。

物語として惜しいのは、ラストに事件の総括的な説明がないこと。ラストに至るまでにアチコチにばら撒かれた真相の一部を脳内で繋ぎ合わせないといけない。金田一少年張りに関係者一同を集め、「犯人はあなただ!」とやらなくても「まとめ」は欲しかった。

 ***

とは言えこの作品には、いわゆる推理小説の「トリック」がある。東京駅の線路越しに向こうのホームが見通せる4分間、目撃者証言の利用、搭乗者名簿の悪用など、読者(視聴者)の心理を鋭く突く秀逸なトリックだと思われる。

 ***

以上なんですが。
映画が地味だとレビューも地味やな。


5.7点

blogram投票ボタン blogramランキング参加中!

まずは「砂の器」
まぁ、胸はチョイ熱にはなったが、落涙までにはいたらなかった。以下、ネタばれ満載につき、未見の方は注意。
 

***

序盤はわずかな手がかり、「東北弁」と「カメダ」から地道に捜査を重ねる警察陣を粛々と描く。BGMのないドキュメンタリーフィルムの様な映像のクールさと、手がかりに対する回答が小出しにされる様が絶妙。この辺のバランスが崩れるとダレるのであろう。

格好良さが際立つのは、何と言ってもストラトヴァリウスのボーカル、ティモ・コティペルトの如き彫りの深さを持つ、若き日の丹波哲郎であろうね。いずれ〝霊界の宣伝マン〟などという如何わしき異名を取ろうとは思ってもいなかったろう。

丹波〝ティモ〟哲郎の高粘着力捜査により真相は解明され、捜査本部にて全容を発表すると同時に新進の天才作曲家加藤剛による新曲発表会が開かれる。新曲〝宿命〟を熱演する加藤剛と、犯人の持つ、抗えぬ〝宿命を〟白日に晒す丹波ティモ。哲郎コティペルト。この両者を交互に映し出すクラマックスは確かに胸を打つ。

しかし、胸を打つたびにズッコケシーンが挿入される。

ズッコケシーンとは、加藤嘉と子役が迫害行脚を続けるシーン。ここは本来感動のシーンであろう。泣きが入るのはここだと思われる。
だが泣けない。
理由は3つある。

 ***
1つ目は〝迫害行脚〟の行脚。
この2人、お遍路姿なのである。もっとボロボロの着の身着のままで追われるように旅に出て欲しかった。
ちなみに父親役の加藤嘉はハンセン氏病(らい病)の役柄。
当時は迫害必至の①不幸な病に侵され、更には②妻に逃げられた男が④生まれ故郷をすてて⑤6才の息子と2人で⑥あてのない放浪の旅に出るのよ。不幸のドン底なのに、お遍路姿ぁ?
日本特有の美しい四季の描写に彩られた放浪シーンは、誤解を恐れずに書くと何だか楽しそうにも見える。ボロボロの姿でよろよろに這いつくばって頂きたかった。

2つ目は〝迫害行脚〟の迫害度。
もっともっと汚い格好で風雨と好奇の目に晒されて頂きたかった。親子で笑いながら自炊したおかゆを食べるシーンなどいらない。念のため書いておくと、らい病だから迫害せよということではない。「うわぁ、この親子、何も悪くないのにこんな目に遭って…」という可哀相感を感じさせてくれないと、殺人の動機に共感・同情・感動・感涙~できない。(この映画、ハンセン病の保護団体からクレームがつき、撮影中止に追い込まれかけたというから、この辺はやむを得ないかもしれない。)

3つ目は子役の健康そうなお姿。
眉や目元がキリっとして、頬がふっくらした男前なのである。まるで地元サッカーチームの強力FW少年なのよ。あの頃の6才なら読み書きはできていないと思われる。それが病気のオヤジと放浪の旅よ。精神や人格を病むぞ。普通。もっとガリガリの目力のない状態で臨んで欲しかった。

もっと言えばこの子ども、保護された岡山県の寒村から一人逃亡し、逃げ延びた大阪で戸籍の偽造という犯行を犯す。そして〝天才〟作曲家になるのだが、こういう可能性ってロト6を10連続で的中させるような、または冥王星で人型生命体を確認するくらいの可能性ではないだろうか?まぁ、そこを言ってしまうと原作否定になるのでこのくらいにしておく。

全体としては丹波ティモ哲郎コティペルトの格好良さと、島田陽子のオパーイ2シーンに6.7点。
※この後の「点と線」も見てね。

blogram投票ボタン blogramランキング参加中!

社内で〝再就職研究会〟を結成しており、ドミンゴと2Topを張っている。
そんなドミンゴは以外にも映画好きで、先日の「ゼロの焦点」もちゃっかり見ていたそうだ。

おまけにドミンゴは、「ゼロの焦点」旧版に加え「点と線」、「砂の器」と松本清張の三大名作をDVDで持っているというのだ。
恐るべしドミンゴ!



今回は残念ながら「ゼロの焦点」は探せなかったようだが、他の二作は借りることができた。

レビューを見ていると、「砂の器」は非常にデキがよろしいようだ。
まずキャストが凄い。丹波哲郎を主演に据え、加藤剛、島田陽子、加藤嘉、緒方拳、佐分利信、渥美清…だそうだ。

今、我に帰ったが、まさかJericho's Blogにおっさんの名前を列挙する日がこようとは夢にもおもわなんだ。

なにはともあれ感涙必至らしいので、ハンカチを用意しておこうと思う。

blogram投票ボタン blogramランキング参加中!
名言集
Jerichoのおすすメタル
Jerichoのおすすメタル
更新履歴
02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
ブログ内検索
解析ツール
blogram投票ボタン
blogram
プロフィール
HN:
Jericho
性別:
男性
職業:
尻旅人
趣味:
ヘヴィ・メタル 映画 エロ パスタ作り
最新記事
(01/18)
(01/14)
(01/07)
(01/06)
(01/05)
最新コメント
[01/19 陰毛寺]
[01/15 陰毛寺]
[01/08 陰毛寺]
[01/07 陰毛寺]
[12/28 陰毛寺]
カウンター
成分解析
携帯Black Hole
インフォメーション
全国統一HONDA模試
Horror Village!
ホラーエンターテイメント
Horror Village!
最新トラックバック
解析ツールⅱ
ランキング参加中!
blogram
忍者ブログ [PR]