影響

一日中雨が降っていた。
夜になってようやく上がったが、
オレとアンディは雨が降りしきる中、M支社へと向かった。

M支社はT市にある。
本社のあるH市からT市へ行くにはH大橋を渡る。
H大橋は全長約700メートル。
市をまたぐ橋である。
川上から吹く風がオレとアンディをあおる。
ハンドルを持つ手に力を入れるそばから大型トラックにあおられる。
原付バイクが走るスペースは、もはや路側帯の白線の上だけだ。

ヘルメットのバイザーに雨粒があたる。
こんな日は、前を走る車よりも雨粒に目が行き、
時折景色を見失う。
そんな日でも今日の空の色は良く見えた。

灰色だった。

本社を出たのが4時30分ごろ。
だから今は4時40分ごろだ。
夕暮れまではまだ時間がある。
それでこの灰色。
空の位置が何kmか下がっているはずだ。※

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おぉ！文学的に始まりましたが、
要するに「秋の訪れ」を飛び越えて「冬の訪れ」を感じてしまったのだよ。
H大橋は鬼門でしてね。
今年の極寒期には余りの寒さに走行ギブアップした地点なんですね。
それを思い出してアイム・ブルーですよ。

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それではここで問題です。
冒頭の「※一日中雨が・・・」から「いるに違いない。※」までの文章は、
jerichoさんがある作家を意識して意図的に書いたため、
とっても苦労しました。まじで苦労しました。
そしてこの文章には、ある「品詞」を使っていません。
さて、使っていないその「品詞」とはいったい何でしょう？


正解は明日のこのブログで。







 
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