鋼の局長 The Metal Bureau

「忙」しいという字は、「心（りっしんべん）」が「亡」くなると書く。






今日の仕事は、本部ではなくT支店においてがメインであった。
そこでの業務を終えたは終えたで、そそくさと帰るのも愛想がない
ということで、下々の社員連中、カルロスとエリーの仕事を見て回った。
バイトのAとジョンも元気に頑張っている。
すると早速カルロスとエリーの落ち度を発見。
当然、注意する。諭すことも必要だしエリーにはフォローも要る。
それを行なった。

そして帰ってきたのが終業の30分前。
またまた早速社長の指示がでる。それを行なう。
続いて先ほどのT支社の報告。
報告の仕方がまずいとチェックを受ける。
もがきつつ報告を終える。

本部の社員、ドミンゴ、ポール、ケリーが終業し、事務所に戻ってくる。
MTGを行なう。
MTGの途中に社長のチェックが入る。
コレはきつい。きつ過ぎるが、もがきながら終える。

社長が帰る。
「ジェリコ、これ、やっといてくれ」
「分かりました」
というものの、一つ前の重要懸案も遅々として進んでいない。
（「やばーい！進んでなーい！」心の叫び。）

さらに、明日の早朝業務の準備がまだ出来ていない。
ところがカルロスが書類を持ってくる。
「ジェリコ、これ・・・。」
明日にまわす。
エリーからは事後報告を聞かねばならない。
それを聞く。
エリーは話が下手だ。我慢して聞く。

ドミンゴが書類を持ってくる。
「ジェリコ、これ、明日のお客さんの・・・」

「あぁ、明日の・・・」ハタ！と気づく。
（「明日の準備をしていなーい！」と心の叫び。）

エリーとカルロスにまとめの反省と指示も要る。
それを行なう。（既に心では半泣き）

「お先～！」ドミンゴが帰った。
「お先っす」ピーターも上がる。
「帰ります！」カ、カルロス！テメーのせいでこの時間やぞ！ぼけ！
「ジェリコ、鍵持ってンスか？」ケリーが帰り支度を終えて立っている。
首にマフラーを巻きやがって、帰る気まんまんやんけ！

おーい待てーい！PC2号機もシャットダウンしてなーい！

　　　＊＊＊＊＊

というワケで、なんだか忙しかった。
いつものことなのだが、妙に忙しかった。
心なしかいつもより「ジェリコ」と呼ばれる回数が多かった気がする。

愛車原付「ジェリコ」での帰宅途中に考えた。
『やる事が増えたという事は、気づきと実行力が上がったのかも？』
『呼ばれる事が増えたという事は、頼られ指数が上がったのかも？』

「忙しさにかまける」という言葉があるがそれは・・・
かまける（感ける）：あることに気を取られて、他のことをなおざりにする。
だそうだ。これはいけません。

心亡くすことがないよう、謙虚に前向きに捉え、
鋼の局長となれるよう、精進します。









くぅ～！かっこい～！I'm cool ! fuckin' cool !