DRAGONFORCE / Sonic Firestorm ドラゴンフォース / ソニック・ファイアストーム

ドラゴンフォースのソニック・ファイアストーム、
「竜の力」の「音速の炎風」である。

その音像は、バンド名とアルバムタイトルに偽り無し！
速い！ひたすら速い！とにかく速い！
その速さ、ソナタ・アークティカをも凌ぐ。
ヘドバンなんぞした日にゃ、首の骨がヘシ折れそうである。

実はこのバンド、ライブで見たことがある。
ハロウィンのオープニングアクトで5曲ほど聴いたのだが、速かった。
あまりの速さに
ギターとドラムスがずれていた(^^;)様な気がしたが、
細かい事は気にすんな！的な潔さとやっちまえ感には痺れた。

そうなのだ、こいつら「スピード至上主義」なのだ。
速さ命！と言ったかどうかは知らんが、周りの様子や
自分達がどうなっているかを全く気にしていないかのような
くそったれ的疾走感は、
「激烈」というより「猛烈」、「爆走」というより「暴走」
メンバー5人とも出身の違う多国籍軍という闇鍋感もあいまって、
「1600ccゼロヨン仕様車」
の印象である。
うはははは！滅茶苦茶言うてますが（笑）

現在4th.まで出しているドラゴンフォースであるが、
中国自動車道直線アクセルべた踏みメタルはそのままに、
緩急の変化が向上したり、曲の多様性が増えたりと、
進化をしているようだ。
そりゃぁスピードだけではいつまでもふにゃチンメロディは誤魔化せない。

この速さをキープして、ふにゃチンメロディが硬チンにパワーアップすれば、
ぜひ、老雄ロニー・ジェイムス・ディオRonnie James Dioの
　
後を継いでドラゴン・メタルを名乗ってもらいたい。
いや、ディオも名乗ってはいないんですが、あのような老人にドラゴン退治に
行かせちゃいけません。

うーん・・・今、ソニック・ファイアストームの8曲目だが、
この曲さっき聴いたぞ的なデジャブ感に襲われて蹂躙されそうである。
えーい！くそったれ的に頑張ってれ。
ロニーを救え！

注：Ronnie James Dioは今年で67歳。世界で最も歌が上手いと言われる、絶対音感を持つスーパーボーカリストです。RAINBOW、BLACK SABBATHのボーカルを歴任し、中でもレインボーの2nd.アルバム「Rising」は、ロニーがリッチー・ブラックモア（g.）と故コージー・パウエル（Dr.）とサシで渡り合い創り上げた金字塔で、Jerichoを含む古今東西老若男女がHM / HRの最高傑作と言い切る超絶的名作です。ロニーはメタル偉人ですから、書いた内容で誤解しないでね。