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「生徒諸君に寄せる」を読んだ。
「新しい時代のコペルニクスよ
あまりに重苦しい重力の法則から
この銀河系を解き放て!」
の、くだりがはまった。
何を隠そう、このブログ、
Beyound The Black Holeの名前の由来はここにあるのだ。
ね、陰毛寺くん。
Untie This Galaxy From The Law Of Gloomy Gravity.
*****
同僚のカルロスはオレの次に男前だ。
いわゆる「シュッ」とした奴だ。
しかし、でくの坊なのだ。
オレが勤める会社はサービス業だ。
お客にサービスを施すことで生計を立てる。
しかしそれ以前に“集客”をして、始めてサービスの対象が生まれる。
まさしく会社の今のテーマは“集客”なのである。
それはどこも同じであろう。
カルロスは休日を返上して既存客へのサービスを行なっている。
それ自体は多少の危険もありながらも、認められる努力ではある。
次の休日も返上ているのだが、
カルロスのミスで、その日は策Aと策Bがバッティングしてしまっていた。
それを聞いたオレは、
「“集客”がテーマであるから、コレをこうしてアレをこうしろ。」
と指示を出した。
カルロスにも確認した。
「お前、そもそも策Aも策Bも集客が目的だろ?」
そこでカルロスのセリフ。
「え・・・既存客の満足を考えているンですけど」
違うのだ。策AもBも、集客策なのだ。
コレは周知の事実で、会社も集客一色なのだ。
社長も耳にイカが出来るくらいに語りまくっている。
そこでケリーをいじって遊んでいた社長の登場である。
「何を言うとるんや。」
状況を説明する。
社長の見解。
「“集客”がテーマであるから、コレをこうしてアレをこうするのがベストや。」
ほれ見たことか。
カルロスの返事は・・・
「解りました」
既存客の満足とか
言わんかい!
オレに言ったことを
言ってみろ!
ブチ殺してやろうかと思った。
*****
しかし、何故こういう事が起こるのか?
社長に比べて圧倒的にオレの人徳がないからであろうよ。
*****
陰毛寺輝亜希君、コレがオレの言う風なのだよ。
未来圏から吹き付けるどぶ泥なのだよ。
「保身」であり「日和見」であり「自己愛」であり、
「憎悪」にして「嫌悪」、「怨み」にして「怒り」、「妬み」であり「嫉み」なのだよ。
しかしオレは、そんなドス黒い粘着質な汚濁風の中に、
一筋の光を見る。そぼ濡れるマン筋じゃないぞ。
かすかな一筋の光やで。
その光をたよりに猥雑な風の中を歩く。
「情欲」「疑念」「猜疑」「嫉妬」「嫌悪」「憎悪」「怨恨」「保身」・・・
これらに混じってよじれながら吹き来る光。
それは・・・
「人妻のデカ尻」
これしかなかろうよ。