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『先義後利』を秘めつつも、その実ヘヴィメタと映画とエロにまみれる日々 修行が足ら~ん
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殆ど時間差の無い、本日2度目の更新です。
ご訪問いただいた方は、
http://arijigoku.blog.shinobi.jp/Entry/299/「脱力」
から読んでいただくとありがたいです。

というワケで、
DEICIDE / Once Upon The Cross
ディーサイド / ワンス・アポン・ザ・クロスからまいります。

フロリダ出身の真性悪魔崇拝デス・メタルです。
ジャケ写があまりにも酷い。非道い。ヒドすぎる。
シーツを被せてあるのは、きっとその人が死んでいるからだろう。

音像はどこからどう聴いてもデス・メタル。
ギャリギャリのギターにドコドコのドラムスは言うに及ばず、
腰の据わったデス・ヴォイスは嫌悪と憎悪に満ちた咆哮。
イメージは、
「どす黒く邪悪にして禍々しく強大なシロモノが
地響きを立てて、地鳴りを上げて、ついでに白目を剥きながら進行してくる」
そういうイメージです。
ひたすら重いサウンドが、「突進」ではなく「進行」に感じられる一因か。

このバンド、真性悪魔崇拝バンドということだが、
「悪魔崇拝」といえば、
“北欧の暗黒世界を支配する闇の皇帝:エンペラー”である。

エンペラーは、その圧倒的な音楽性の高さと狂信的な支配感で、
唯一無二の世界を構築していた。
メンバーによる“事件”も、メタル者には周知である。
しかし、ジャケ写等には一切の悪魔像は登場しない。
ディーサイドのジャケのような血まみれシーツもない。
どこがどう違うのか?

エンペラーの歌詞を読んでみると、非常に難解である事に気付く。
つまり、悪魔崇拝と言うけれどもその実、“悪魔目線”なのである。
しかも、悪魔の目線で神をどうのこうのでもなく、
悪魔として既に世界を支配しているかのような口調なのだ。
イッてしまっているというと見も蓋もないが、
音楽性から伝わるある種の狂気の根源はソコにあるのではないか。

一方のディーサイドの目線はそれほどの高みにはない。
実際に生きているこの世界にキリスト教がはびこっていることを
理解している。現実的なのだ。
ソコを理解したうえで、反キリストを形にして世に出しているのだ。
しかしここまで攻撃・弾圧・排除・冒涜・抹殺を形にするのは
半端な覚悟ではできないのではないか?
それはそれで凄い。

 ◆グレン・ベントンの覚悟(ジャケ写とライナーノート1P目)
christdead.JPG
これはヒドい!








あちらが良いとかこちらが悪いとかではない。
思想的にはエンペラーの方がより端っこ的で奥は深そうだが、
場合によっては「こいつらイッてる。」でスルーされそうでもある。
ディーサイドの場合殺した犬を木に吊るすなど、
動きとしては周辺で、実に身の丈感を感じるのだが、
それだけに各団体のバッシングは避けられまい。

“DEICIDE=神殺し”らしい。

日本において「如来殺し」など名乗るとどうなるのであろうか?
恐ろしい。
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