集団

我が家のトイレの隣は隣家のキッチンである。
今オレがPCをうっている逆となりでは、中学2年と小学6年女子が話している。
季節柄窓を開けていることが多くなったため、
会話が丸聞こえなのだ。
隣家の声が聞こえるということは、我が家の声も聞こえているということだ。
「Jericho、ケツ触んなや！」
という短気な奥さんの大声が聞かれているかと思うと、
日曜の朝に隣人に会っても挨拶するのがとても恥ずい。

オレの尻触癖はいい。
トイレに座って思ったのだが、
隣家との間はわずか800mm程度。
糞をたれたその後、我が家のトイレドアから出ず、隣家側のドア（ないけど）を開けてお邪魔しても不思議がない気がした。
あ？
いや、不思議だけどね。
だってオレ、その会話聞いているンだし。
「えぇやん、それ持って帰りぃ。」という隣家のオバハンに対し、
「何持っていくン？」と会話に混じっても違和感がない気がしたのだよ。
だってオレ、その会話聞いているし。

そもそも、たかだか間口2.5間～3間ていどの括りで集合単位（家族）もたかだか3～5人くらいのもんだろうよ。
なにをセコセコとチームを組んでいるのかね？
オレがすむエリアにはオレの家と同サイズの家が9件並んでいるが、
（下図参照）

この9件で、同じようなメシを食って同じような会話をして、同じようにタイガースの負けを嘆き、
同じようにシャワーをかましているのだろうよ。


なんだかね、少人数が狭い空間に集まっている、同じような集団がいくつも存在することにギモンを覚えたわけよ。

ならば全員で火を囲んでメシを食い、誰かの爪弾く・・・、
うぅん、この誰かはリッチー・ブラックモアだぞ。
リッチー・ブラックモアの爪弾くギターで歌い踊り、
疲れたら屁をこいて寝る。
今晩のゴハンは山田さんが作る。
その間山田さんのこどもはみんなで面倒をみる。
疲れたら屁をこいて寝る。
もちろん短気な奥さんはワシの嫁だから尻はワシだけがいらう。
川本さんの奥さんの乳は川本さんだけがいらえる。
疲れたら屁をこいて寝る。
これでいいような気もするんだけど。

どうかな？
良くはないか。
うん。
良くはないな。
良くないね。

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