猛毒

好きな事を調べるとはまりますね。
そして誰かに語りたくなりますね。

イヤラシことに、毒蛇にはまってしまいました。

そして、「誰が最強か？」と色々と調べてみました。

イキナリですが、栄えある優勝蛇は！？
「インランドタイパン」です。

・・・

「タイパン」です！とか言っても、ちょっと迷惑な感じですよね。

では、こうしましょう。

最強を決める際、要素となるのが
1：毒の強さ
2：注入する毒の量
3：敏捷性
4：攻撃性
辺りなのだそうだ。
とはいえ3、4あたりは単独では語れない危険性がある。
敏捷だから毒蛇No.1だ、とは言えないからだ。

で、あれば、1の、純粋な“毒の強さ”が決め手となろう。

毒の強さを調べるに、世の中には「LD50」という基準がある。
LD50とは、「50% Leathal Dose」の略で
1000gの生物（主にラット）の50%を殺すのにどれだけの毒が必要か？
という数値である。
つまりLD50の数値は小さければ小さいほど毒は強い、という事になる。
では、インランドタイパンのLD値は・・・？

その前に参考値を

＊ヒ素・・・和歌山のカレー事件で有名になりましたな
LD50は10mg/kg
10mgと言えば1gの1/100の量、1mgは砂粒1コ分というから、
砂10粒で500gの生体が死ぬんですな。

＊青酸カリ・・・5mg/kg
ヒ素の1/2の量ですか。成人男子の体重を60kgとした場合、
30mgで殺せるワケですな。砂30粒ですよ。一つまみですよ。

＊サリン・・・出ました、禍々しいです。
サリンはなんと、0.35mg/kg！砂粒1コの約1/3ですよ。
耳かすくらいで人が死ぬんですな。人間とはなんと脆いものか。

その他の猛毒を列挙しますと、
＊トリカブト・・・0.075mg/kg
＊VXガス・・・0.02mg/kg
＊ダイオキシン・・・0.0013mg/kg
だんだんえらいことになってきてます。

そして、猛毒堂々の第一位は、
＊ボツリヌス菌・・・0.001～0.0000011mg/kg
自然界に存在する最強の毒素だそーだ。
ざっと計算すると、上記最小の0.001mgでも
1gで50000人を殺せる量となる。
300g（ROOTSアロマブラック1缶分）で15000000人を殺せるため、
関西上空から噴霧（？）すれば
大阪府と兵庫県の人口を皆殺しにした挙句まだお釣りがくるので
残りで京都府の1/4近くの人間を虐殺できる。
凄いです、凄いです、凄いです。









お待たせしました。
インランドタイパンのLD値は！
0.025mg/kg！
ヒ素など足元にも及ばず、サリンよりも強力で、VXガスに迫る勢いです。

恐るべし毒蛇！
そんなタイパン君はこんな顔をしています。画像をどうぞ！









しかも獰猛らしいわ。