『先義後利』を秘めつつも、その実ヘヴィメタと映画とエロにまみれる日々 修行が足ら~ん
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一つのことをやり続けることは大事な事である。
そして、素敵な事である。
しかしその評価は一様か?
今聴いているのは
RHAPSODYラプソディ
(現RHPSODY OF FIREラプソディ・オブ・ファイア)の
Tales From The Emerald Sword Saga
テイルズ・フロム・ジ・エメラルド・ソード・サーガ
ラプソのベスト盤である。
上の写真ではない。
気になるアオリ文句はこうだ。
「シンフォニックヘヴィメタルの理想郷、
ここに極まれり。
イタリアの至宝、ラプソディー
初のベスト・アルバム!
“エメラルド・ソード・サーガ”を総括する
究極のドラマティカル・メタルが
凝縮された一枚!」
「極まれり」だの「至宝」だの、
相変わらず仰々しいことおびただしい。
「極まれり」なんて変換もしてくれんよ。
「極まれ理」←ほら。
そんな傍らで、ひっそりとたたずむ一枚があった。
それがこれ。
The Reaperザ・リーパー
である。
帯のアオリを見てみましょう。
「上陸!眠りから覚め、墓から甦った
ジャーマン・パワー・メタル・バンド。
劇的復活後の日本デビュー。」
短っ!オッタマゲーションマーク(!)が
「上陸」にしかついていないってどーゆーことよ!?
「・・・バンド」とか「・・・デビュー」についてても
えーんちゃうの?
しかも「眠りから覚め」って、眠ってたん!?
まして「墓から甦った」って、死んでたん!?
眠ってたん?死んでたん?どっちなん??
くどい突っ込みを展開しているが、実は死んでました。
このバンド。
ことの経緯はというと、このグレイブ・ディガー、
1980年にドイツでデビューし、1985年くらいにかけ、
ハロウィンやランニング・ワイルドやシナーあたりとも
ツアーを行なっていた。
しかし1986年、レーベル側がバンドに対し
ポップ路線への変更を命じ、あまつさえ
曲まで書かせたというのだ。
バンドはこの一件にイヤ気がさし・・・解散!!
解散て!
辞めんでもえーやんか。抵抗するなり移籍するなり
あるいはアマに戻ってでも・・・なんて気にならんかったんやろか?
まぁ、なんだかんだで1990年に再結成し、
復活1発目がザ・リーパーなんだと。
そらぁ甦った呼ばわりは当然やな。
それからのグレイブ・ディガーは快進撃・・・とも行かず、
好きだったから、左の
Tunes Of Warチューンズ・オブ・ウォー
を買ってみたんだけど・・・
言うまい。
いずれにせよこのグレイブディガーは今もなお、
ストロングな漢のメタルを繰り出しているようだ。
BURRN!!誌で「愚直なまでの」という表現をされていたなぁ。
同じ「デビュー当時から変わらない」バンドでも、
IRON MAIDENアイアン・メイデンは
それ自体評価されて、今じゃ世界一のメタルバンドなんだけどなぁ。
もしアイアン・メイデンがレーベルに路線変更を命じられ、
バンド名をMAIDENメイデン(少女)に変更などという
愚挙を犯してたら、やはり「愚直」と呼ばれるのだろうか?
イヤ、それはあるまい。
なんといってもブルース・ディッキンソンは上手い。
ク、クリス・ボルテンダール(vo.)もいい味だしているのよ。
とくにボルテンダールさんのシャウト!
「あ゛あぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!」は
酔っ払いが悪ふざけしているとしか思えなく、
一度聴くと失笑・・・イヤ、微笑ましさを禁じえない。
「決めたことはやりぬく。」
これがボルテンダールさんからの教訓です。
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