師事

予告どおり、友人と会いに市内へ行って来た。
午後1時に遠藤さん宅に着き、飯を食って別れたのが9時。
長いことお邪魔したが、有意義な時間であった。

　＊＊＊

遠藤さんは従業員30人を抱える会社のNo.2
（性に合わないとの理由で社長は弟さんに任せている）
であり、実質的な経営者であった。

合わなくなってからの長い月日、奥さんの死去からの立ち直りや
2度死にかけたことなど色々と語ってもらう中で、
この人の大きさに段々と気付いてきた。

そこでオレが置かれている現状や抱えている問題点を
明かしたところ、誠に明快な答で返してくれた。
しかも「XXだからダメだ」というネガティヴな答え方でなく、
「XXすると良い」というポジティヴなものだったため、
驚くほどスンナリと頭と心に入っていった。

同じことを言われていてもここまで受け取り方が違うものかと思う。

誰と比べているかとは言えないがね。







話していて少し笑えるのは
こういう事を感じながらもオレの話し口調はかつてのまま
タメぐちであることだ。

そんなオレを、年月のブランクを感じさせず
「お前」呼ばわりしてくれる遠藤さんを、
オレは“敏腕No.2”となるべく、師と仰ぐことにした。

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