『先義後利』を秘めつつも、その実ヘヴィメタと映画とエロにまみれる日々 修行が足ら~ん
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クリスマス及び、クリスマス・イヴがやってくる。
我が家のお子様たちは、もう10歳を超えて久しいため
サンタクロースはやってこない。
われわれが子どものころはサンタクロースを信じていたのだろうか?
***
Jerichoの父は、建築系の職人であった。
Jerichoが
「サンタクロースっておるん?」
と聞いても、
「知らん。おらんわ。」
とそっけなかった。
母も
「私も知らん。」
と明言を避けていた。
今思えばおもちゃを買う金と手間を渋っていたのだと思う。
幼いJerichoはそれに気付かず、
『そうは言っているけど、もしかしたらいるかもしれない』と
淡い期待を抱いていたのだと思われる。
サンタクロースに〝いて欲しかった〝のだ。
もっと言うと、〝見返りなくおもちゃが欲しかった〟のだろう。
あるイヴの夜、Jerichoは枕元に靴下を置いて寝た。
『もしかしたらサンタクロースが来て、おもちゃを入れてくれるかもしれない』
***
翌朝、起きたJerichoは色めき立った。
枕もとの靴下が盛り上がっているのだ。
明らかに何か入っている。
目をムイて靴下の中のものを取り出した。
1000円札だった。
『??日本円??』
1000円札の下にもう1枚紙があった。
そこにはこうあった。
「これで散髪に行ってきなさい。」
母の字だった。
***
サンタクロースはいないという事が決定的になり、。
一瞬でも喜んだ1000円は自分のものにはならない。
そしてこの一連のことを、母が行っていたという事実。
色んな想いが入り混じったフクザツな気持ちのまま、
Jerichoの心は次第にしぼんでていった。
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サンタクロースはやってこない。
われわれが子どものころはサンタクロースを信じていたのだろうか?
***
Jerichoの父は、建築系の職人であった。
Jerichoが
「サンタクロースっておるん?」
と聞いても、
「知らん。おらんわ。」
とそっけなかった。
母も
「私も知らん。」
と明言を避けていた。
今思えばおもちゃを買う金と手間を渋っていたのだと思う。
幼いJerichoはそれに気付かず、
『そうは言っているけど、もしかしたらいるかもしれない』と
淡い期待を抱いていたのだと思われる。
サンタクロースに〝いて欲しかった〝のだ。
もっと言うと、〝見返りなくおもちゃが欲しかった〟のだろう。
あるイヴの夜、Jerichoは枕元に靴下を置いて寝た。
『もしかしたらサンタクロースが来て、おもちゃを入れてくれるかもしれない』
***
翌朝、起きたJerichoは色めき立った。
枕もとの靴下が盛り上がっているのだ。
明らかに何か入っている。
目をムイて靴下の中のものを取り出した。
1000円札だった。
『??日本円??』
1000円札の下にもう1枚紙があった。
そこにはこうあった。
「これで散髪に行ってきなさい。」
母の字だった。
***
サンタクロースはいないという事が決定的になり、。
一瞬でも喜んだ1000円は自分のものにはならない。
そしてこの一連のことを、母が行っていたという事実。
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