作戦

本日、High school entrance examのPassing announcementが行なわれた。
そうです。我が家には High school のEntrance examを受けた者が居たのだ。

1号である。

早いもので義務教育を終え、生意気にも4月からHigher educationを受けようとしている。
パンツの中で糞をたれていたのがYesterdayのようであるな。

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1号が通っていたY中学校は、市内でも有名なハイレベル中学である。
一方、同じ市内でも少し離れたS中学校は市内きっての低レベル中学として名高い。
以前この2校の同学年同時期の定期テストを見比べたことがあったが、正直目を疑った。
〝雲泥の差〟とはこのことである。
S中が10問ならY中は20問、しかも問題レベルが段違いだったのだ。
ここまで学校格差が酷いなら、S中でクラス2位くらいの生徒はY中では真ん中あたりでうろついているのではないか。

しかも学校全体のレベルが低いなら、例えば同じ90点を獲ってもS中では1位である可能性がある。しかしY中では1位にはなれまい。下手をすると10位くらいに甘んじる可能性がある。
ここが問題なのである。

いわゆる〝内申点〟は学校単位でつけられる。
S中で1位を獲っている生徒は1位ゆえ、「優秀」となり、10を獲れるかもしれない。
一方Y中の生徒はクラス10位なら8止まり、7になる可能性だってある。
同じ90点を獲っているのに…だ。
しかもY中の方が難しいテストを受けているのに…だ。

1号はここまでよく頑張ったと思う。学力レベルではH市の高校偏差値で56はあったと思われる。56という数値はなかなかによろしい。
しかし内申点は思うように獲れなかった。高校偏差値で47程度であった。
上には上がいるのである。

Jerichoが知るS中学の生徒の学力は1号に比べると相当劣っていた。だが、低レベル中学ゆえ、獲得内申点は1号と遜色のないものであった。
Jericho一家が住む地域の高校入試は、「学力点」＋「内申点」の合計で計られる。
1号よりはるかに低レベルな中学教育しか受けていない、1号よりはるかに学力の低い、1号よりはるかに優しいテストで評価を受けた幸運な生徒達が、1号が受験した高校に合格している。

なんと理不尽なことか。

　＊＊＊

1号は自信満々で合格した。
本日さっそく学校説明や制服採寸が行なわれたようだ。

オレと1号の作戦は決まっている。
このまま高校3年までブッちぎりレインボー・ロードで、ブッちぎりよ、ブッちぎり！
〝仏恥義理RAINBOW ROAD〟で大学への推薦を勝ち取るのだ。

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