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『先義後利』を秘めつつも、その実ヘヴィメタと映画とエロにまみれる日々 修行が足ら~ん
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パチンコはしないのだ。

そもそもギャンブルはしないのだ。
勝てるか負けるかわからないものに金を使うのは惜しいと思ってしまうのだ。

しかhし、ん?しかし、最近パチンコ屋の前を通る時、チラチラ探してしまうモノがある。

それは、
〝海物語〟です。
ではなくて、
〝押忍番長2〟です。

これをごらんください。


c17947d4.jpeg
95b44261.jpeg 懸命な皆様は気づかれませんかね?










そうです、コイツ、文成仙吉なのですね。

極めつけはこれ。
WS000003.JPG
画像が斜めってるのが非常に惜しいが
Jericho的文成度98.75%ですよ。コイツは。





また、ケンサク中にこんなのも見つけてしまった。
b2b9e16b.jpeg
上から順に、
「播虎」
「黒御所」
「美空」
・・・そんなワケはない。

しかし、この↑画像を見て、誰が「ドアホ」といえるだろうか!?

 ***

まぁ、それだけのハナシですわ。


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「Jericho。」
呼ぶ声に振り向くと、ジェームスが文庫本を手にしている。
ジェームスは我が社(大元会社C)の社長である。

「これくらいの文庫本、どれくらいで読める?」
厚みは中程度(実際は357P)であった。

「そうですね。3時間…本気を出せば2時間ですかね。」
「貸すけど、読んでみる?」
ジェームスは1冊の文庫をオレに渡した。

 ***

PCは未だ復旧しない。
おそらくモニターエリアの縮小とあわせ、解像度が下がっているのだと思われる。
陰毛君の言うとおり、エロの確保が先決であるのはちがいないため、
本日早速、外付けのHDへの移動を行なった。

 ***

PC解像度の低下により、ワンダフルな尻画像も魅力半減である。
今までのようにエロライフを楽しむこともままならない。

そこで計ったかのように、ジェームスの文庫。

これを読むことは命令ではない。
ジェームスは、
「読んでみる?」
と言い、
それに対してオレが、
「お借りします。」
と借りたのだ。

とはいえ読んだうえで返すのが常識的な行いであろう。
感想を聞かれて「あわわ。」などとは言えない。

オレは久しぶりの、本気読書モードに入った。
スゥィッチ・オォォーン!



「憚りながら」

それがこの本のタイトルである。

後藤忠政

それがこの本の著者であった。

 ***

後藤忠政。
現在は後藤忠叡の名で在家の僧侶であるが、
元山口組系後藤組の組長。
つまりヤクザ、いや、筋金の入った極道であった。

伊丹十三の「ミンボーの女」が公開されたとき、
自宅マンション前で暴力団組員に切りつけられるという事件があった。
その事件を起こしたのが後藤組の若い者だったらしい。

後藤忠政はこの襲撃事件には関与していなかったらしいが、
映画に対しては〝極道をナメとる〟と良い印象は持っていなかったようだ。
そこで例の襲撃事件がおこり、
「最近の若者にも威勢のイイ奴がいるな。」
と感心していたら自分の組員とわかり、
「え゛ー!ウチの奴らだったのー!」
とズッこけたのだそうだ。

 ***

Jerichoは極道への憧れもなにもない。
ジェームスもそうであろう。

しかし極道の世界とはいえ、
経済界や政治の世界にも影響を与えるほどの男の生き方は凄まじい。

ものの見方や考え方、腹の据わり方、筋の通し方などは、
極道と言う色眼鏡、…色眼鏡?サングラス?
どっちでもいいか。
まぁ、フィルターをはずせば、ビジネス本、または自己啓発本としても読めそうだ。

 ***

比叡山にいったら居るのかね。この人。


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結論でいうとJerichoは復活した。
朱漆糸巻乃太刀鬼丸拵 (しゅうるしいとまきのたちおにまるこしらえ)」を駆使し、ゴブリンを斬りまくった。

 ***

Jerichoの序盤の攻撃はゴブリンには防げない。
劣勢になったゴブリンは終盤にシールドを取り出す。
Jerichoはこのシールドを何度となく攻めあぐねていたが、
鬼丸を携えた今、防御などないに等しかった。

 ***

雌雄のゴブリンは、シールドを顔の前に構えた。
雄が前に出てはいるが、その腰は引けていた。
Jerichoは鬼丸を両手で持ち、右の腰付近に水平に構えていた。

タイミングを計っていた。
ゴブリンは後に動くというのがJerichoのよみであった。
ゴブリンは左足を前に出していた。
後に動くには歩幅が大きすぎる。
動くための予備動作として、どちらかの足をわずかに動かすはずであった。

ゴブリンの右足が外に開いた。

その瞬間、右腰にあてていた鬼丸に反動をつけ、右から左に一気に薙ぎ払った。
渾身の力を込めて叩きつけた。
シールドごと砕くつもりであった。

雄ゴブリンは「く」の字に曲がった箇所から血を噴出しながら左に倒れた。
倒れた体の端で、意識の無い首が力なくバウンドした。
即死であった。

雄の背後にいた雌のゴブリンは鬼丸の切っ先を受け血を流していたが
まだフラフラと立っていた。
オレの手で、雄と共に天に送って差し上げなければならない

Jerichoは雌ににじり寄るやいなや、脳天めがけて鬼丸を振り降ろした。
「ガツン」
Jerichoの両手にニブい重さが伝わった。
鬼丸の刀身は雌の頭蓋にめり込んでいた。
雌の体は力なく折れ、両手をだらりと垂らしてそのまま後方に崩れるように倒れた。

Jerichoは鬼丸を雌の頭部から抜き取るため腕を引いた。
雌の体は頭に鬼丸の刀身を挟んだまま、悪い冗談のように一緒に引きずられた。
雌も即死であった。

 ***

Jerichoは復活した。
朱漆糸巻乃太刀鬼丸拵 (しゅうるしいとまきのたちおにまるこしらえ)の斬れ味は
今も斬れまくっていた。

 ***

連戦連勝、殺傷成功率100%を目指して臨んだ今週でしたが、
途中遭遇した「優柔不断軟体ゴブリン」にペースを乱され後半失速。
日曜の二戦目、最終戦で勝利はしたが、
結果(グロス)は九戦五勝四敗二蘇生。
簡単に言うと(準ネット)、九戦三勝六敗。

まだまだですな。

 ***

明日はエロCMの予定です。
お楽しみに。


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ジェリコ・パルミジャーノ(Jericho Parmigiano)は殺し屋であった。
これまで約4年間属していた組織に愛想を尽かし、8月から現在の組織に加わった。

新しい組織でJerichoの教育係として現れたのは組織のNo.2であるハリソンという男であった。
ハリソンは腕利きであった。
身長165cm前後の小柄な男だったが、殺人技に哲学を持っていた。

 〝武器を使わずに殺す〟

これがハリソンの哲学であり、この男はこれを実践した。
Jerichoはこれを奇異に感じたが、これがこの組織のやり方でありこれからの時代の殺し方と理解し実践した。
しかしすぐに壁にぶち当たった。
当然であった。
JerichoはJerichoでありハリソンではない。

ハリソンは「ハリソン・フィールド」と呼ぶべき特殊技能を持っており、捉えた標的を自分のフィールドに引き込んだ。そして引き込まれた標的は気付かぬうちに圧搾機にかけられるようにじわじわと死んでいった。

Jerichoはけして腕利きではない。
まして特殊技能は持っていない。
ハリソンの言う哲学を頭で理解できても実践できない。
Jerichoは歯噛みしながら標的をのがし続けた。

そこに現れたのは組織のNo.1、ジェームスであった。
ジェームスは恐ろしく頭の回転が早い男で、1秒先の出来事も「過去のこと」として振り返らないような男であった。
ジェームスは標的をのがし続けるJerichoに言った。

とにかく殺してこい

この一言にJerichoは困惑した。

 ***

それが今週月曜の出来事であった。
二人の言葉はJerichoの頭を蹂躙し、Jerichoの精神は出口のない迷路をさまようように己の精神世界に埋没した。
深く暗い精神世界の底辺に浮遊しながらJerichoはある一つの決意をした。
その決意とは、〝武器を使う〟ことであった。

ハリソンの教えはこの際どうでも良かった。
殺してさえくればハリソンも文句は言わない。
そう、たかを括っての決意であった。

しばらく封印していた武器を使う。
Jerichoは己で下した決意に導かれるまま、この六畳の和室に辿りついたのであった。

それが2時間前のことであった。

 ***

Jerichoは月明かりに照らし出された太刀を見やった。

朱漆糸巻乃太刀鬼丸拵 (しゅうるしいとまきのたちおにまるこしらえ)」

これがこの太刀の名であった。
ディスカウント・センター ジャパン伊丹店で8900円で買ったなまくら刀なのであった。

 ***

…つづく。
その部屋には灯りは点いていなかった。
六畳の和室である。
灯りは北東の方向にある窓から漏れる月の光だけであった。

月明かりにほの暗く照らし出されているのは人の姿であった。
部屋の中ほどに男が正座していた。
男は白地に細いストライプの入ったボタンダウンのカッターシャツを着て、サマーウールのグレーのスラックスを履いていた。
髪を整髪剤で整え眼鏡をかけたその姿は、どこから見てもそこらに居るサラリーマンという風情であった。
Jericho。
それがこの男の名前であった。

Jerichoは目を閉じていた。
その部屋に入って既に2時間は経とうとしているが、Jerichoは目を閉じたままであった。
部屋には物音一つない。
窓の外からは鈴虫や松虫の鳴き声がしていた。
松虫の鳴き声が止んだ時、ふいにJerichoがゆっくりと目を開けた。
ゆっくりと開けられたその双眸には深いとも冥いともいえぬ〝澱〟のようなものが漂っていた。
その〝澱〟は瞳の中でちらちらと燃えているようでもあり、凛とした冷気を放っているようにも見える。
いずれにせよ、なにものも寄せ付けない鋭敏な空気をはらんでいた。
それは通常〝殺気〟と呼ばれるものであった。

Jerichoは膝を立て、手を前に伸ばした。
左手に右手を添えて左へ横に動かした。
押入を開けたのであった。
押入れのふすまは音を立てずに開いた。

Jerichoは押入れに手を伸ばし、中から長い棒状の物を取り出した。
窓からの月明かりに映し出されたそれは、日本刀であった。

…つづく。


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