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『先義後利』を秘めつつも、その実ヘヴィメタと映画とエロにまみれる日々 修行が足ら~ん
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アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」

◆さまざまな職業、年齢、経歴の十人が、
ある富豪からインディアン島に招待された。
しかし、肝心の招待主は姿を見せず、マザー・グース童謡のとおりに、
一人また一人と謎の死を遂げていく…
ミステリの女王の最高傑作。

・・・と言ってはいるが、今考えると
「そりゃぁないやろ?」的な印象は拭えない。

   *****

続いて「アクロイド殺害事件」
「アクロイド」は人名なので「アクロイド殺し」ともいいますな。

◆深夜に駆けつけた医師が見たのは、村の名士アクロイド氏の死体。
容疑者である甥が行方をくらませ、
事件は早くも迷宮入りの様相を呈し始めた。
名探偵エルキュール・ポアロの登場で事件は新たな展開を見せる。
驚愕の真相でミステリ界に大きな波紋を投じた名作。

これは名作でしょう。
読後、あまりの興奮に鼻息荒く友人に電話し、30分喋り捲った。
友人はエラリー・クィーン派・・・
(クリスティ派?クィーン派?)
・・・でアクロイドは読まないことを良いことに、
ミステリ好きの風上にも置けない愚行であった。

でも、面白い本に出会ったとき、読了した時の興奮、
わかる人はわかりますよね。
鼻息が荒くなる様子。

Jerichoの場合、それが最高潮だったのは、
やはり夢枕獏!
魔獣狩りの面白さには文字通り、寝食を忘れた。
これ↓は第1巻の「淫楽編」だが、

第3巻の「鬼哭編」の発売日、いてもたっても居られなかったオレは
仕事中にもかかわらず、人目を忍んでこっそりと書店に走り
速攻で入手した。

その後忙しくてなかなか読めなかったためどうにも我慢がならず、
オレは無謀にも、社員旅行に「鬼哭編」を持参した。

旅行では当然宴会がある。
当然のように酒を飲み、べろべろまではいかなくても
ぺろぺろくらいには酔った。

ぺろぺろの頭で床に付き、オレは無謀にも「鬼哭編」を読み始めた。
ぺろぺろの頭で稀代の名作の完結編を読み始めちゃったワケよ。
我慢ならなかったのだよ。
堪え切れなかったのだよ。
辛抱堪らなかったのだよ。

読み始めたら止まらない。
面白いのだ。筆者自ら言い放っているが、面白い。
おまけに明日も旅行中。夜更かしが何ぼのモンじゃ!と読みふけった。
貪るよう読んだ。
そしてラストは、涙が溢れそうになるのを必死にこらえて読了した。

そうです。夢枕獏の「魔獣狩り」シリーズは、
社員旅行で酔っぱらって、涙と鼻水にまみれても読みふけりたい位
絶対に面白い。

・・・

あれ?話の主旨が変わってしまったね。

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友人の糞若社長が自身のブログ「どら息子」で
“影響を受けた本”尻ーズを書いている。

そこで、
◆Jerichoがはまった作家尻ーズ(ハマり年代順)◆
1 アガサ・クリスティ
「そして誰もいなくなった」、「アクロイド殺害事件」

2 横溝正史
「獄門島」、「犬神家の一族」

3 鮎川哲也
「りら荘殺人事件」、「赤い密室」

4 レイモンド・チャンドラー
「大いなる眠り」、「長いお別れ」

5 筒井康隆
「万延元年のラグビー」、「家族八景(七瀬)シリーズ」

6 夢枕獏
「サイコダイバー・シリーズ」、「九十九乱蔵シリーズ」

5 綾辻行人
「時計館の殺人」、「迷路館の殺人」

機会があったらレビューしたい。

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