歓喜

こんにちわ。

先週ハリソンが面接をした事務バイト応募者に50才の女性がいた。
並み居る20才台の中で異色の熟女であったが、
超強力センサー【AMD Athlon II クアッドコア・プロセッサ】を装備するJerichoは
密かに色めきたった。
色めきたちはしたが、対面して一変。
センサーはストップした。

ちなみにこのAMD Athlon II クアッドコア・プロセッサ内蔵の超強力エロセンサーは、
1/1000エーロ（お気に入り）という、超微細なエロをもたらす。
〝奇跡の1/1000エーロ〟は別名〝ジェリコの0.001エーロ〟とも呼び、
あ、読み方は「ジェリコのコンマ・ゼロゼロ1エーロ」ね。
「マンコ001エーロ」じゃないよ。
「マンコ」でもいいけど。
まぁとにかくね、
世に言う〝ドーハの悲劇〟、〝ジョホールバルの歓喜〟と並び称されているそうだ。

ドルトムントのカガワが言ってた。



ドルトムントのカガワはこうも言っていた。
ま～ぁ、しかし来訪した熟女はヒドかった。
漢字一文字で書くと、

　〝枯〟

不細工では決してなかったが、枯れていた。
〝熟〟女というカテゴリーに入れるのをはばかられるほど枯れていた。
熟してない。

要望に似つかわしくないリクルート風スーツで身を固めてはいたが、
その枯れ枝感は形容しがたく、
使い切ったマヨネーズの容器の如く、振っても振っても出てこないのは疑いない。

ちなみにオレはその面談が終わった後、
その熟女の履歴書と、〝枯〟と書いた色紙を漢字検定ノーリョク教会に持参した。
漢字検定ノーリョク教会は月に1回、「この人この1文字」というイベントをやっており、
オレは今回の提出で、見事3級に合格した。
この快挙をチマタでは
〝マイアミの奇跡〟、〝カイザースラウテルンの屈辱〟と併せ、
〝ジェリコの10000エーロ〟と呼んでいる。
読み方は「ジェリコのマンエーロ」ね。

そんなことはどうでも良い。
枯れ熟女だよ、枯れ熟女。

今日、不採用の電話をしたのだ。

これがいやなモンでね。
電話をかけたくないから履歴書を見るでもなくツラツラ眺めていたのよ。
そしたらある事に気付いてしまった。

さすがはオレのエロセンサー。
故障するはずがない。

50才の枯れ熟女は

















　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　独身
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だった。












寒っ！

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