『先義後利』を秘めつつも、その実ヘヴィメタと映画とエロにまみれる日々 修行が足ら~ん
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こんにちは。Jerichoです。
先日、11月9日の記事「Black Hole #383「復讐」に
AVENGED SEVENFOLD
(アヴェンジド・セブンフォールド:A7X)の事を書いた。
コメントをくれる陰毛君は「買わない」に1票いれ、
結果、「買わない:35票」が「買う:12票」を上回り
Jerichoはこのバンドを買わないことになっていた。
そんな中、本日購入してしまいました!!
まいったか!
*****
これは不思議なバンドである。
予想通り、アメリカンなロック、ラウド・ロック、
ハードコア・パンクの様相を呈しながらも、妙に叙情的な側面や、
また、アコースティックな楽曲にキラリとしたものを覗かせる。
1曲目の頭にオルガンの荘厳なイントロを入れるって、
こいつら本当にアメリカ人か??
だからと言ってヘヴィ・メタルの王道を行っているかと言うとそうでもない。
紛れもなく2000年代のアメリカンなメタルなのである。
オレはこのA7X(こう書くらしいね)を聴きつつしばし考えた。
・・・
・・・
しばし
・・・
thinking
・・・
結論
「これは当然の事象である」
つまりこのA7X(気に入ってしまった)の世代ゆえの「不思議」なのだ。
ボーカルのM.シャドウズは1981年生まれ。
アイアン・メイデンが2nd.のキラーズを発表した年である。
Jerichoが考える「ヘヴィ・メタルの王道」とは、
アイアン・メイデンに代表されるNWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)
を経由していることが条件となる。
これはジャーマン・メタルのハロウィンやハンセン師匠は言うに及ばず、
メタリカだってそうなのである。
地域がアメリカかヨーロッパかでその後の変遷や推移が変わってきただけで
根本はNWOBHMにあると思っている。
少々強引かもしれないが、あながちハズレではないだろう。
ところがA7X(又使ってしもた)のメンバーは80年代に生まれている。
NWOBHMなんて通りようがないのである。
しかも、彼らが多種多様な影響を受けるであろうティーンの頃90年代は、
メタルがアメリカにおいて“過去の遺物”のそしりを受け、
引導を渡された時代なのだ。
その一方で、ラウドでヘヴィな音楽音像を基調としながらも
新しい要素を導入した音楽~いわゆる「オルタナティヴ」や「グランジ」が
隆盛を誇り、結果ヘヴィ・メタルは死んだ。Heavy Metal Is Dead.
80年の初頭に生まれた世代の音楽的な基はそもそもこの辺なのだ。
ミュージシャンとしての基盤を築いた時代が
メタルの死んだ世界であれば、
王道から離れた「不思議感」が漂っていてもうなずける話だ。
ブレット・フォー・マイ・バレンタイン(Black Hole #223「弾丸」参照)の
記事で述べたが、
このバンドは「あれもこれも好きだからやってまえ!」的な印象だが、
対してアヴェンジド・セブンフォールドは、
「メタルコア(系)でスタートしたけどメタルは良いよね」と、
メタル外世界からメタル界(?)に寄って来ている印象である。
こうなれば4thのCity Of Evilも聴いてみたいなぁ。

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