情事

誰がエネミー君ですか！？

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昨日書いたのは、面接のことだ。
オレが他社を受けに入ったのではない。
弊社での勤務を希望するバイトの面接をしたのだ。

感無量ですね。面接官やて。

応募者は37才の人妻ヘレン（仮名）。









業務に要する技能は申し分なかった。
問題はお客への対応力。当社はバイトにもコレを要求する。
当然だ。
お客は「バイト」だ「社員だ」などとはいちいち区別しない。
「Jericho Warx の人って・・・」と十把一絡げで見る。
オレはそこをチェックした。

果たしてヘレンは、コレを持っていた。
当社が理念として持つべきものを（一部とはいえ）持っていたのだ。
オレはこの事を正確に社長に報告した。
その結果、ヘレンは無事、採用有望リストに載ることとなった。

募集をかけても欲しい人材から必ず応募があるとは限らない。
このことは重々承知していたことだが、
今回はなかなかに優良な人材が来ている。
喜ばしい。
アルバイトの整備を敢行し、チャンやAをクビにしようか・・・

面接が終わってから、オレはヘレンとセックスした。
ヘレンはその薄味な容姿とは裏腹に、陰毛と性欲は濃かった。
肉体もオレ好み（長身・デカ尻）とは程遠かったが
ちんちんを入れてしまえば37才が54才でも
気持ちいいものは気持ちいい。

ヘレンは
「近くのファミレスに友人を待たせている」
と言い残して帰途についた。

オレは
「じゃ、又。」
とだけ言って、右手を軽く上げ、ヘレンを見送った。
エレベーターの窓越しに会釈をするヘレンの髪の揺れに
オレのズボンの前が、また少し持ち上がった。

（この作品はフィクションであり、
作品内に登場する人名は全て仮名です。
また、作品中に使用している画像は作品の内容とは関係ありません。）