天使

◆Today's HEAVY METAL◆
メタル・ゴッド降臨！
JUDAS PRIEST / Angel Of Retribution
ジューダス・プリーストのエンジェル・オブ・リトリビューション

「降臨！」とか仰々しく書いているが、実は500円であった（倒）
Jericho的には嬉しい発見であったが、メタル・ゴッドも舐められたものである。
発表は2005年。5年も前のアルバムであるから500円でもいいかと思うが、2006年発表の・・・

・・・これらのアルバムが1年後とはいえまだ高値で並んでいることから考えると、ずいぶんな仕打ちではある。
とは言ってもまぁ、1974年デビューの糞ジジィどもだ。
高値の座は若手に譲ってもバチはあたるまい。
で、肝心の中身はどうか？

台頭する若手共に、
「メ、メタル・ゴッドは死んでへんぞぉ・・・ゲホゲホ」という「ゴッド」所以の気概ををアピール出来てはいるのではないか？と思われるような気がする内容であったと思われるが・・・、えー、メタルフリークの皆様、・・・えーっと、いかがお過ごしでしょうか？

え～い！歯切れが悪い！

はっきり言うとだな、はっきり言って往年のキレはない。
しかしその分、コクと重厚さで勝負をかけている感じではある。
実はここが複雑なところで、本作はvo.のロブ“メタル・ゴッド”ハルフォード（58才）が14年ぶりにバンドに復活した記念作であるのだ。
それゆえ期待も大きくなるのだが、前述のように齢すでに58才。
期待する一方、期待できないという想いもあるのは事実である。

はたしてその通り、微妙な評価である。

だがここは、あえて良い評価をしてみよう。
①ストレートが走らなくても変化球で勝負できるところは流石と言える。
　古典芸能になりかけているアイ○ン・メイデンとはここが違う。
②じじぃながら演奏やソングライティングに不備はない。
　この2点が不備だらけのメタ○カとはここが違う。

たしかにメ○リカのデス・マグ○ティックはリピート再生に耐えられなかった、（てゆーか1回聴いてそのままケース行き、てゆーか1回聴くのもやや苦痛だった・・・）が、このアルバムは聴ける。日曜に買って、既に3回聴いている。
まぁ、もともとがJerichoはヨーロピアン・メタル嗜好だということなんだけどね。

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